来迎印を結んだ阿弥陀如来を中心として、右手に勢至菩薩、左手に観音菩薩が坐る来迎の阿弥陀三尊像です。脇侍(きょうじ)の両観音は膝を少し開き、上半身を前屈みにしています。大和坐りと言われる珍しいものです。 平安時代後期を代表する三尊像です。
やや前屈みで蓮台を捧げる観音菩薩。
合掌する勢至菩薩。ヒノキの寄せ木造りで、勢至菩薩の胎内から久安4年(1148)の墨書が発見されました。
智証大師作と言われています。長く秘仏として伝えられてきました。厳しいお顔の表情、両肩から全身にみなぎる力感、強く締まった体など平安期の制作を思わせる見事なお姿です。
岩上に腹這う邪気を両足で踏んで立っています。全身を甲冑で被い、頭に宝冠をいただき、右手に三叉戟、左手に宝塔を支えています。
小像の阿弥陀三尊立像です。中央の阿弥陀如来は通肩の納衣で、右手を施無畏印、左手を与願印という印相です。
六観音のひとつで、如意宝珠で衆生の迷いを破る菩薩とも言われています。
鎌倉時代、寛元4年(1246)制作の木造仏で、飛鳥・白鳳時代の様式を忠実に再現しています。 宸殿の内仏殿に開基伝教大師最澄上人より60世に至る歴代門主の霊牌と共に祀られています。 拝すると一見飛鳥仏のような印象を受けます。