皆金色(かいこんじき)に載金(きりがね)模様の衣をまとい来迎印を結ぶ阿弥陀如来を中心に、同じく皆金色に載金模様の衣をまとう二十五菩薩と、彩色の地蔵、龍樹の僧形の二菩薩が来迎する様が描かれています。
先頭に蓮台を捧げ持つ観音菩薩と合掌する勢至菩薩、来迎印の阿弥陀如来の後に合掌して座す五人の菩薩と二人の僧形、さらにその後ろに十人の音声菩薩が従い、その周囲には雲に乗った仮仏や虚空に舞う蓮弁が描かれています。
大和国当麻郷の人。9才で比叡山に登り、顕密二教を究めました。「往生要集」を執筆し、のちの浄土信仰に大きな影響を与えました。恵心僧都の肖像画は、宋に贈られ、かの地に建てられた廟に安置されたといわれています。本像もそれと同系の図像の一幅です。
願西尼ともいい、恵心僧都の姉とも妹とも伝えられています。 恵心僧都像とともに三千院に伝えられた一幅で、ふくよかな初老の尼が合掌する姿に描かれています。
融通念仏宗の宗祖良忍の伝記や念仏の功徳、利益を絵巻にしたもので、鎌倉時代後期に成立し、その後何度も制作さました。 これらは勧進聖が持ち歩き、絵解きと勧進に用いたものと考えられています。