客殿を介して初めに広がる庭園。
声明の音がしみ渡ったであろう自然の美に、江戸時代の茶人金森宗和
(かねもりそうわ・1656没)が感動し、自らの手を加え、今日の清楚にして
優美な庭が生まれました。庭内の、永遠に満るがごとく清らかなる水を湛えた
池の源は、音無しの滝より井でし清流、声明の音階より名を得た律川であります。
往生極楽院の、杉木立ちの間に見透かすように在るさまが、尚いっそう庭の
立体感を深めて伝わる自然の絵巻物といえましょう。
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